こんな人に読んでほしい
日々もやもやと考えてしまう、そんな同士としての子なし主婦さん
子なし 老後、子なし 生きがい なんて事をグーグルさんに何度も聞いちゃう主婦さん
(私がそうです)
この間、久しぶりに元同僚とランチをしました。それはそれは心が撃沈してしまったのです。
みんな子育ても家事も頑張っててすごいなぁ、自分なんて…と無意識に比べたり卑下してしまったり。
その時の心情と、このblogを始めたきっかけを書き留めておこうと思います。
おやおや…なんだか浮かない顔だねぇ、こないだのママ友ランチ楽しくなかったのかい?
やっぱりみんな子供の話ばっかりでついていけなかったんだよね…。
ずどーん、だね。行っただけでもえらいねぇ!
子なし夫婦の生活って?10年以上経った今、振り返る
我が家は結婚して10年以上、子供を産まない選択をしてからだと5年ほど。40代夫婦です。
子供を産まない決断をするまでにはとても辛い道のりがあり(経緯はまた後日書いてみます)、
ようやく夫や自分の事をもう少し自由にしてもいいのかな?と気持ちを緩められるようになってきました。
今の生活、めっちゃ楽しい。平和!最高!
そうなんです。目先だけを見るとこれに尽きます。
贅沢はできないけれど、好きなものを好きな時に食べて、週末に夫と晩酌する時間がとても好きです。
世間様には怒られるだろうけど、もう認めちゃおうと思います。自分だけは、幸せなら幸せだと受け入れていいと思います。
反面、人間とは欲深いいきものでして…
- 子なし夫婦の老後は大丈夫?
- いつまで体力勝負のパートを続けられる?(現在、飲食店勤務)
- もう少しパート主婦にも自由に使えるお金が欲しい!
- 経済的に自立を少しずつできるようになりたい
- 今の自分ってものすごくしょうもない?(陥ってはいけない思考へ…)
そんな不安や焦りだったりの想いが、ゆで卵のあの薄皮のようにずーっとずーっとこびりついて離れず、
解決しようと行動もせず、お菓子とコーヒーをすする日常だったのです。
子なし夫婦の建前
女性メンバー5人で、久しぶりにランチへ。私ともう一人以外は全員子育て真っ只中、年齢ばらばら。
私は集団行動や人付き合いが大の苦手なので、とっても憂鬱で前日からもやもや。笑
前職で大変お世話になったのとメンバーのお祝い事でもあったのでどうにかこうにか踏ん張って行ってきました。
自分でもおかしいですが、いつもの10倍くらいスキンケアも入念に、服も派手すぎず地味すぎずな
ちょうど良い塩梅のものを選ばなければ…!とおデートに行く時よりも気合いが入っていました。
はるものもないのにちっぽけな見栄でしょうか?誰かに褒められたいのでしょうか?いや楽しみだったのか?!
乙女心とおば心は複雑ですね。
過ごした時間の2/3以上が子育てと夫の愚痴への共感というパッケージ販売で、分かってはいたけれど疲れました。
いつもはスニーカーばかりなのに、少し背伸びして履いていったきれいめの靴がものすごく虚しかったです。
ないですか?こうゆう空回り。
ひとしきり盛り上がった子育ての話題の最後に、こう言われました。
良いなー。二人には自由な時間があって!なんか楽しそうー!
ずどーーーん!
もう一人の子なし主婦と私は、一瞬無言で目を合わせ、満面の笑みとともにそれ以降は
「いやいやー、そんなに頑張っててえらいよー。かわいいー!すごーい、すごいーーー、sugoi…」
すごい!をいい塩梅良きタイミングで言うだけの為に開発されたロボットか!というくらいに思考停止。
彼女もきっと同じ気持ちだったと思うんだけどな。違うんだろうか?
比べたら、そりゃぁ。
自由な時間もあるし、ひとり時間もあるし。
家もあるし、パートでもなんとかかんとか生きていけています。
この時間をいただけて幸せです。本当にありがとうございます。
です。建前は。
子なし夫婦の本音
子なし夫婦の生活は楽で自由でいいね?楽しそう。
きっと悪気はないし(悪気がないのが一番厄介)、価値観はそれぞれだし考えても無駄です。
分かっているのに、勝手にひっかかって離れない呪文になってしまいました。
きっともう少し前の自分だったら。
出産をしなかった事子供を持たない決断をしたことに精一杯だった頃に同じセリフと聞いたら、
聞こえ方が違ったと思います。
無視できるくらいの、超えるくらいのある種の「辛さ」「しがらみ」があったし
こんなに辛い思いや乗り越える努力をしてきたという「努力による自己防衛」みたいなものが
若い自分にはあったから。
今私が、この言葉に妙にひっかかってしまうのは、
文字通り今の状況に甘んじて、「自由に、楽に、楽しく」過ごしてしまっていて危機感を感じ始めている証拠。言い返せない自分に一番苛立ち、焦っていたからだと思います。
子なし主婦歴が長くなると出てくる不安・悩み
このままでは自分は
- 何もできなくてちっぽけだ
- 夫に頼り切って自立しているとは言えない
- 周りの人々にただただ感謝をし続ける日々
- だから本音で不満などもらせない、そんな資格はない。だけど不満だって本当は山ほどある。
- ふと襲う、孤独感
本当は、皆平等に不平不満をもらしたいし自由に発言をすべきだけど、上手く生きていかなければいけない。
建前で守って、本音で行動するしかない!と重い腰を上げることにしました。
逆にこの言葉を
「その通り!自由で楽しくて幸せ!おかげさまで!いいよー、今の暮らし。」
と真っ直ぐににっこりと受け止めて、ほんの少しでも自信を持つにはどうしたらいいかを考え抜いた結果、
パートをしながら、副業blogを始める
に辿り着きました。